今、観るべき映画はただ1つ。
「オリエント急行の殺人」
アルバート・フィニー版じゃないよ。ケネス・ブラナー版でも、ましてや絶対アルフレッド・モリーナ版でもない。
ドラマ「名探偵ポワロ」のデヴィッド・スーシェ版。
今、観るべき映画はただ1つ。
「オリエント急行の殺人」
アルバート・フィニー版じゃないよ。ケネス・ブラナー版でも、ましてや絶対アルフレッド・モリーナ版でもない。
ドラマ「名探偵ポワロ」のデヴィッド・スーシェ版。
2/17(火)晴れ
映画『8番出口』鑑賞
電車で怒鳴られている妊婦を見て、交際相手から妊娠を打ち明けられて、「迷う男」は、地下鉄の迷宮に閉じ込められる。「8番出口」から外へ出るための条件は、
1.異変を見逃さないこと
2.異変を見つけたら、引き返すこと
3.異変が見つからなかったら、引き返さないこと
そして物語の視点は、何も考えずひたすら「歩く男」、自然化から免れた「少年」と移り変わっていき、彼らの失敗と出会いがゲームを進めていく。
元はゲームソフト「8番出口」。
ゲーム未プレイだからか、普通のスリラー映画だなぁとしか感じられなかった。
【カライモブックス】あす10日が命日…作家・石牟礼道子さんの旧邸が古本屋に 水俣に移住したファンがオープン 書斎を復元、手書き原稿も展示
373news.com/news/local/d...
過去記事参照:
x.com/Bookness2/st...
すべての表現に言えますが、文学も平和でなければ自由に創作できません。戦争が起きれば無益無用の扱い、まして「怪奇」「幻想」が有害視されるのは、80年前に実例があります。そんな時代が来ないよう、この選挙ではお手持ちの一票を、平和な未来に向けてお使いください。
『幻想と怪奇』の編集者からのお願いです。
2/4(木)晴れ
川野芽生『AはアセクシュアルのA「恋愛」から遠く離れて』リトルモア #読了
アセクシュアル・アロマンティック(※)を自認する著者のエッセイ。驚きだが、Aro/Aceの当事者の立場で語った著作は、(商業出版物の中では)本作で日本初らしい。青春や甘酸っぱいものとして描かれることが多い「恋愛」の裏の姿とは何だろう?私たちは本当にそれをしたくてしているのだろうか?
どうかご自身の性的指向関係なく、本書を読んでほしい。反発する面があってもいいと思う。自分とは違う側面を見て、"自分"が揺らされるのも、とても大切な経験だからだ。
(※)他者に性的・恋愛的に惹かれを感じない性的指向。
2/2(月)晴れ
今野緒雪『マリア様がみてる』集英社コバルト文庫 #読了
私立リリアン女学園の1年生福沢祐巳は、2年生の"紅薔薇のつぼみ"小笠原祥子に密かな憧れを持っていた。とある所用で、祥子や薔薇の名で呼ばれる生徒会幹部のいる「薔薇の館」に向かった祐巳は、突然ドアから飛び出してきた祥子とぶつかる。祐巳を起こした祥子は、彼女を部屋に連れて行き、生徒会幹部の前でこう宣言する。
「私は、今ここに福沢祐巳を妹とすることを宣言いたします」と。
読み終わったあと、思ったこと。
ああ、このまま、この物語の中で死んでしまいたい
1月25日はヴァージニア・ウルフの誕生日(1882)。レズビアンとフェミニストの側面がある。女性同性愛の短編『存在の瞬間』が『レズビアン短編小説集』(平凡社ライブラリー)に収録。幻想文学は男性の体と女性の体を行き来しながら時空を駆ける『オーランドー』(ちくま文庫)がある。
ウルフは20世紀で重要な作家のひとり。いわゆる『意識の流れ』の手法で小説に革新をもたらした。研究者達には天才として扱われる。E・M・フォースターがウルフの追悼式で彼女の評価は後世の人が下すと言ったが現在はどうだろうか。
1/21(水)晴れ
京極夏彦『猿』角川書店 #読了
「猿がいる」
パートナーの隆顕が言った謎の言葉から松永祐美の日常は変わり始める。会ったこともない曽祖母の相続問題のため、岡山の山村へ向かうが、そこの村人は何かをずっと怖がっている。
「京極堂シリーズ」同様、長ーい講釈ととびきり面白い物語でできた小説で、講釈が嫌になって途中で投げ出したくなるが、物語の先が気になって仕方がない。「京極堂」ファンだからこのクセにはもう慣れた。
ホテルの猿のシーンと村の夜のシーンは秀逸で確かに怖い。動物の猿やお化けや因習村を異化し、脱構築して、最後に残るのは、裸で純粋で不定形な「恐怖」。
1月16日はジュール・シュベルヴィエルの誕生日(1884)。フランス作家。両親が銀行、農園を経営するため南米ウルグァイのモンテヴィデオに生まれる。飲料水に混じっていた鉱毒の為、両親は逝去。叔父に引き取られる。十五歳の頃から詩を創作。二十歳でフランスに戻り作家として活動する。
シュベルヴィエルは出発点が詩の為に作品は幻想、夢幻、詩的な作品が大半を占める。光文社古典新訳文庫に『海に住む少女』論創社に『ノアの方舟』、月刊ペン社の妖精文庫に『火山を運ぶ男』など。『ひとさらい』(大和書房/光文社古典新訳文庫)は澁澤龍彦も気に入り自ら翻訳、紹介した。
1/13(火)晴れ
スティーブン・キング 小尾芙佐訳「IT 1巻」文春文庫 #読了
地方都市デリーの図書館長マイク・ハンロンは、小学校の頃の友達6人に電話をかける。「ITが戻ってきた」と。
6人は思い出す。惨殺された弟、運河に立っていたピエロ、狂ったいじめっ子に付けられた傷、地下室から現れた巨大な鳥、いなくなった子供達。
そうして6人はデリーへ戻る。約束を果たすために。
映画で話題になり、近年スピンオフドラマも作られたキングの代表作であり、人気ドラマ「ストレンジャーシングス」の元ネタ。15年ぶりに再読した。
ベンがベヴァリーに送ったラブレターは日本の俳句を意識して作られたことにびっくり!
1/10(土)晴れ
映画「白の花実」鑑賞
周囲に馴染めない反抗期の少女、杏菜はクリスチャン系の寄宿学校に転向する。そこで"完璧な少女"莉花と仲良くなるが、莉花は突然、自死をしてしまう。莉花の日記を見つけた杏菜は、莉花の苦悩を知るが、それに呼応するように彼女の前に青白い鬼火が現れる。
莉花はなぜ自死をしたのか?
この問いをめぐり、様々な事実と嘘と虚栄と正義感と権力が惑乱し、自死の原因もそして莉花という存在そのものも、より深い謎に包まれてしまう。その喧騒のさなかに、杏菜と莉花の親友、栞は何をなすべきか。少女たちの迷いと悟りに強く共感した。
#白の花実 #映画
1月4日は夢野久作(杉山直樹)の誕生日(1889)。裕福な家庭に生まれる。父の杉山茂丸は著名な実業家。エリート教育を受け、陸軍少尉を拝命するまでに至る。だが様々な職を転々とするものの上手くいかなかった。エッセイ、小説を書くと雑誌に売れる。
夢野久作は『ドグラ・マグラ』が有名。怪奇幻想短編は国書刊行会の『新編 日本幻想文学集成 第4巻』平凡社ライブラリーの『夢Q夢魔物語』など。傑作選は各出版社からでている。自分にあったものを探して欲しい。中公文庫から歌集をまとめた『猟奇歌』が刊行された。
①犬怪寅日子
②藤高和輝
③④川野芽生
⑤貴戸理恵
⑥牟田和恵
⑦⑧山尾悠子
⑨シュペルヴィエル
⑩ブラムストーカー
#2025年の本ベスト約10冊
①羊式型人間模擬機
②バトラー入門
③見晴し台
④AはアセクシュアルのA
⑤女子読みのススメ
⑥部長、その恋愛はセクハラです!
⑦夢の棲む街
⑧ラピスラズリ
⑨海に住む少女
⑩ドラキュラ
著者名は、↓を参照のこと
スティーブンキング「IT」文庫本の3巻と4巻を探して、ブックオフ・古本屋・丸善を探し歩いたが、どこもあるのは1巻と2巻のみ。
これは何かの嫌がらせか。
本日購入した本。
小平麻衣子「小説は、わかってくればおもしろい」は買う予定ではなかった。
でも、このご時世。一度逃したらもう手に入らなくなるかもしれない‥そう考えたら、予算オーバーだけど買うしかなかった。
12月27日(土)曇り
「白の魔法」展へ行く at ひろしま美術館
白って200色あんねん
イスラームの国々の女性差別的な側面を批判しながらムスリムへの差別やイスラモフォビアにも反対し続けること、中国における人権や言論に対する弾圧を批判しながら高市首相の外交政策にも否を突き付け続けること
『幻獣短歌』第2号、BOOTH倉庫よりの通販始まりました🐉
松澤は
連作20首「食卓」
評論「「巻き込まれ」の機序ー筏井嘉一「銃後百首」の場合」
題詠「造語」
で参加しております!
どうそよろしくお願いします。
genjutanka.booth.pm/items/6277404
11/30(日)晴れ
映画「落下の王国」鑑賞
心も体も傷だらけのスタントマン ロイは、病院で知り合ったお転婆少女アレクサンドリアに「モノ」を語る。それは仮面の山賊が仲間達と共に悪の提督を倒しに行く話だった。「彼ら」の話はいったい誰に向けて語られているのか?
映像うんぬんは疎いため言及しない。単純にストーリーが面白かったし、ロイが最後にアレクサンドリアへ語っているシーンでは、なぜとは知らず涙が出た。
山賊の仲間たちが次々に死んでいくのは、ロイの破滅的心象を表すと同時に、誠実さや自己犠牲の芽生えも表していて、打算的なアレクサンドリアとの付き合いのなかで無意識にロイは救われていたのだと思った。
今度は満を持しての手毬!!
<吉岡秀隆>“吉岡金田一耕助”が帰ってくる! NHKで「悪魔の手毬唄」放送へ(MANTANWEB)
#Yahooニュース
news.yahoo.co.jp/articles/c47...
11/18(火)晴れ
シュペルヴィエル 永田千奈訳『ひとさらい』 #読了
こんな虚しい小説は読んだことがない。
ビグア大佐は、不幸な「未来ある」子供をさらって、理想の家庭をつくることに執心している。しかし迎え入れた少女マルセルへの欲望により、家庭の崩壊というか、そもそもの欺瞞性が露わになってくる。
悪いやつだが憎み切れない、いいやつだが完全には好きになれない、そんな登場人物たちは理想的な美談を内側から破壊していく。
11/15(土)晴れ
シュペルヴィエル『海に住む少女』 #読了
海に浮かんだ不思議な街に住む少女、イエスの誕生に立ち会った牛とロバ、死後の世界に馴染めない少女、馬になった男‥
童話的な物語の登場人物は皆寂しい。救われるはずの世界で救われない。しかしこの物語たちを読んだ時に感じるしょんぼり感は、苦しい思いをしている人にはむしろ必要なものだと思う。苦しい時に語られる明るい話は、余計その人を悩みの底に連れていく時もあるから。
こんな特集をするから、「読書」は意識の高い人がやるお勉強みたいなものになって、どんどん嫌厭される。
可燃性の高いタイトルだな……。
え‥なぜ??
11/8(土)晴れ
映画「層間騒音」鑑賞
普通のサイコ×心霊ホラーだった。
【本日発売📕】
『文學界 2025年12月号』(文學界編集部)
<創作>
久栖博季・奥野紗世子
<対談>
三宅唱×柴崎友香「見ないとわからないこと」
王谷晶×セメントTHING「過激なのに品がいい」
books.bunshun.jp/ud/book/num/...
北九州市立文学館「幻想と怪奇 ホラー、ダークファンタジー、ミステリーを書く」文学イベント開催 → twitfukuoka.com?p=377594