コーデリア・グレイを読むより先に名探偵コナンを読んだので、灰原哀のイメージにひきずられるところがあるんだけど、近いようで遠いような。リア王のコーデリアとコーデリア・グレイは近いけど、灰原哀は遠いな。哀という字はみんな似合うけど
コーデリア・グレイを読むより先に名探偵コナンを読んだので、灰原哀のイメージにひきずられるところがあるんだけど、近いようで遠いような。リア王のコーデリアとコーデリア・グレイは近いけど、灰原哀は遠いな。哀という字はみんな似合うけど
ダルグリッシュの登場をちょっと期待していたので、コーデリアの回想とちょっとした噂話程度で本人登場せず、が残念。『女には向かない職業』であんなやりとりしたのに、ダルグリッシュにほんのり恋心抱いてるっぽいの、マジかよコーデリア…とは思った。笑
P.D.ジェイムズ『皮膚の下の頭蓋骨』読了 。
コーデリア・グレイもの二作目。死を仄めかす脅迫状を受ける女優の警護のために孤島に招かれたコーデリア。結局女優は惨殺され、警察がやってくるものの翌日2人目の死者が出る。
舞台は孤島の城、何を考えているのかわからない使用人、血のつながらない親子、聖書や戯曲からの引用などなど、「古き良きミステリ」的な仕立て満載なんだけど、結末はとても現代的。「悪」が一つのテーマなんだね。
ただ事件発生までが長い。登場人物の個性が丁寧に描かれていて物語を見失いはしないんだけど、終盤からの怒涛の展開と比べると別の物語みたいだった。
綾辻行人『十角館の殺人』読了
Huluドラマ見る前の再読。間に合ってよかった。
あらためてどうやって映像にするのだろうとワクワクが止まらない…。あの一行はわかってても興奮しちゃう。どうするんだろう!?コミック版は「うわーこの手があったか!」と思ったし、ドラマもきっと驚かせてくれるんだろうな。江南くんと島田さん以外誰がどの役か全然明かされないままというのも面白いし、楽しみだなー。
近藤ようこ・澁澤龍彦『高丘親王航海記』読了。
みこのエクゾティシズムには何かとても共感するものがあり、共に幻想世界に遊んだ気分。真珠を呑んでからのみこには共感とまではいかず、ただあんなふうに死を受け入れられたらいいなと思う。
近藤ようこさんの漫画のタッチがまたとても良くて、薬子やパタリヤ・パタタ姫のなんとも言えないエロティックさや髪の毛の表現にうっとりした。
死へのイメージになんとなく加賀乙彦の『殉教者』を重ねた。向こうはローマにたどり着いたキリシタンで、こちらは天竺を目指して途中で終わったけれども…死の受容とはなにかなと少し考えたり。幻想文学っていいなと再確認。
日向夏『薬屋のひとりごと』1〜14 読了
アニメ見て一気に読んじゃった。面白かった。久しぶりにラノベを読んで、自分の子どもが最近読んでる本の文体とのつながりを感じたりした。ジュブナイル感。
本編とは全然関係ないんだけど、作中で「どこにでもある、全然珍しくない名前」とされてる名前が推し歌手氏と同じ俊杰だったので大笑いしてしまった。推し氏は繁体字表記だけど。中華圏ではかなりのスターなのでもしかしてご存知なのでは、と思ったり。初期の頃の歌を思い出すようなシーンもあったけど、単なるファン心理の牽強付会かも。陸孫の鳥との対話(?)のところ。
P.D.ジェイムズ『不自然な死体』読了。
サフォークの叔母を訪れたダルグリッシュ警視。到着して早々にボートに乗せられた推理作家の死体が発見される。作家は姿を消したあとに死体発見状況そっくりの小説の冒頭を秘書に送りつけている。手首が切断されているにも関わらず、死因は自然死。不自然な死体ってこういうことね。
休暇中の殺人事件ってよくあるテーマだけど面白い。『女には向かない職業』のラストにびっくりしてダルグリッシュに興味を持ったけど、これを読んで人となりは分かったような分からないような。
悪意の煮凝りのような真相にゾクゾクした。