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鷲羽巧|京都大学推理小説研究会|綴葉|「幽霊写真」で第3回創元ミステリ短編賞受賞 blog:https://washibane.hatenablog.com

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07.02.2024
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Latest posts by 鷲羽巧 @washoe

◾️山尾悠子編、ホルヘ・ルイス・ボルヘスほか著『山尾悠子偏愛アンソロジー 構造と美文』ちくま文庫
・デザイン=山田英春
・装画=M!DOR!

【目次】
バベルの図書館 J・L・ボルヘス、鼓直訳 
時間の庭 J・G・バラード、宇野利泰訳 
アウトサイダー H・P・ラヴクラフト、平井呈一訳 
落ちる娘 ディーノ・ブッツァーティ、柴田元幸訳 
燠火 A・P・ド・マンディアルグ、生田耕作訳 
血まみれマリー 金井美恵子 
壮麗館 アルベルト・モラヴィア、竹山博英訳 
占拠された屋敷 フリオ・コルタサル、木村榮一訳 
冥府燦爛 塚本邦雄 
蘭房 澁澤龍彦 
中世に於ける一殺人常習者の遺せる哲学的日記の抜萃 三島由紀夫 
斬首されたカーリ女神 マルグリット・ユルスナール、多田智満子訳 
悲劇詩人 シリル・ターナー マルセル・シュオッブ、大濱甫訳 
第九の欠落を含む十の詩篇 高橋睦郎 
幻術の塔 多田智満子 
非在の樹 時里二郎 
『鉱石譜』より 高柳誠 
室内 山尾悠子 

◾️山尾悠子編、ホルヘ・ルイス・ボルヘスほか著『山尾悠子偏愛アンソロジー 構造と美文』ちくま文庫 ・デザイン=山田英春 ・装画=M!DOR! 【目次】 バベルの図書館 J・L・ボルヘス、鼓直訳  時間の庭 J・G・バラード、宇野利泰訳  アウトサイダー H・P・ラヴクラフト、平井呈一訳  落ちる娘 ディーノ・ブッツァーティ、柴田元幸訳  燠火 A・P・ド・マンディアルグ、生田耕作訳  血まみれマリー 金井美恵子  壮麗館 アルベルト・モラヴィア、竹山博英訳  占拠された屋敷 フリオ・コルタサル、木村榮一訳  冥府燦爛 塚本邦雄  蘭房 澁澤龍彦  中世に於ける一殺人常習者の遺せる哲学的日記の抜萃 三島由紀夫  斬首されたカーリ女神 マルグリット・ユルスナール、多田智満子訳  悲劇詩人 シリル・ターナー マルセル・シュオッブ、大濱甫訳  第九の欠落を含む十の詩篇 高橋睦郎  幻術の塔 多田智満子  非在の樹 時里二郎  『鉱石譜』より 高柳誠  室内 山尾悠子 

本日の購入📚

◾️山尾悠子編、ホルヘ・ルイス・ボルヘスほか著『山尾悠子偏愛アンソロジー 構造と美文』ちくま文庫
・デザイン=山田英春
・装画=M!DOR!

目次を見るだけで笑いが洩れる。
愉しいだろうなあ、こんな本を編めるなんて!

11.03.2026 06:58 👍 4 🔁 0 💬 0 📌 0
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【連載#3】サイエンス・フィクションのなかの言語実験たち(鯨井久志) 第3回 ダニエル・キイス|作品社 ——SFが試みた言葉の実験とは、何だったのか? ジョン・スラデック『チク・タク×10』や、ケイトリン・R・キアナン『溺れる少女』で話題の鯨井久志さんによる、SF小説に流入した言語実験的要素の系譜をたどりつつ、その「翻訳的実験」の様子を解剖する連載の第2回です。今回取り上げるのは、ダニエル・キイス。 *第1回はコチラ→【連載#1】 *第2回はコチラ→【連載#2】 ダニエル・キイス(Daniel...

言語実験SF連載の第3回が出ました。前回から間が空いてすみません。
今回扱ったのはダニエル・キイスの名作『アルジャーノンに花束を』です。

【連載#3】サイエンス・フィクションのなかの言語実験たち(鯨井久志) 第3回 ダニエル・キイス|作品社
note.com/sakuhinsha/n...

11.03.2026 03:25 👍 29 🔁 16 💬 0 📌 0
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『百合小説コレクション wiz2』扉裏紹介文作成協力をしました(およびその他作品紹介/告知)。 - ななめのための。 告知です。タイトルの通りです。 「織戸久貴」名義で、2026年2月に河出文庫から刊行されました『百合小説コレクション wiz2』の扉裏紹介文作成協力をさせていただきました。 物理版ですと、奥付(出版情報等が記載されているページ)の手前のページにわたしの名前が記載されています。『wiz』無印(第一弾)でも、同様に扉裏の紹介文の作成協力をしております*1。『2』を先に読んだよ、百合が気になったよ、とい...

『百合小説コレクション wiz2』を手に取った人/これから取る人向けの、紹介・告知記事を書きました。執筆陣のウェブ掲載小説の簡単なリンクまとめにもなっています。よしなに。
saitonaname.hatenablog.com/entry/2026/0...

10.03.2026 22:00 👍 13 🔁 8 💬 0 📌 0
◾️トルーマン・カポーティ著、村上春樹訳『遠い声、遠い部屋』新潮文庫
・装画=三宅瑠人

◾️トルーマン・カポーティ著、村上春樹訳『遠い声、遠い部屋』新潮文庫 ・装画=三宅瑠人

本日の購入📚

◾️トルーマン・カポーティ著、村上春樹訳『遠い声、遠い部屋』新潮文庫
・装画=三宅瑠人

単行本とはまたイメージが変わった。

10.03.2026 07:52 👍 1 🔁 0 💬 0 📌 0

〝ここは血なまぐさく暴力的な世界です。強くならなくては生き残ってはいけません。でもそれと同時に、どんな小さな音をも聞き逃さないように静かに耳を澄ませていることもとても大事なのです。おわかりになりますか? 良いニュースというのは、多くの場合小さな声で語られるのです。どうかそのことを覚えていてください〟──村上春樹『ねじまき鳥クロニクル〔第2部〕』(新潮文庫)

10.03.2026 01:35 👍 1 🔁 0 💬 0 📌 0
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#都市のテクスチャー

09.03.2026 06:53 👍 2 🔁 0 💬 0 📌 0

〝人々が暮らしを営もうとしてつくる場所と、人々のまわりで彼らとは無関係に噴出する場所とのあいだに、想像を絶する断裂が口を開く。みんなと同じように人生を享受することが、実は事態を悪化させるかもしれないのだ。もはや可能性は必然性と歩調を合わせはしない。小さなものがきれいに分かれて大きなものになっていくことも、もはやない。エディ・ホブソンはもはや現実に起こる事柄と関わりを持たない。たったひとり隊列を離れてノーと言うには、彼はちっぽけすぎる〟──リチャード・パワーズ『囚人のジレンマ〔上〕』(河出文庫、76頁)

08.03.2026 14:04 👍 2 🔁 0 💬 0 📌 0

小学生で読んだときから、ぼくはずっと、終盤に出てくる「椅子」が怖いんですよね。あの椅子ひとつで、状況はあまりに不可解なものとなる──とりわけ、読者にとっては。にもかかわらず、作中ではさらりと流される。それが余計に怖い。

07.03.2026 13:09 👍 2 🔁 0 💬 0 📌 0

アガサ・クリスティー著『そして誰もいなくなった〔改訳新版〕』読。

小学生以来の再読ながら筋をおおむね憶えていたあたり、本作のシンプルにして強力なプロットの証明ですが、今回読み直して、記述面での技巧を実感しました。簡潔な描写のなかに仕掛けられた、言葉のアクロバット。最後に全員消えること含め、曲芸のよう。

いやしかし、こんなに面白い小説だったかと。贅肉がなく、一気呵成。その幾何学的でソリッドな展開が、作中で実行される残酷なまでにシステマティックな童謡殺人をますます恐ろしいものにしている。最後に答えが明かされるというより、謎が完成するという構成も、古びることなく美しい。

07.03.2026 13:09 👍 4 🔁 0 💬 1 📌 0
◼︎江國香織著『外の世界の話を聞かせて』集英社
装幀=名久井直子、装画=Susan Angharad Williams

◼︎江國香織著『外の世界の話を聞かせて』集英社 装幀=名久井直子、装画=Susan Angharad Williams

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◼︎江國香織著『外の世界の話を聞かせて』集英社
装幀=名久井直子、装画=Susan Angharad Williams

佇まいとあらすじに惹かれて。

07.03.2026 08:48 👍 2 🔁 0 💬 1 📌 0
キャラメルラテとレモンパイ

キャラメルラテとレモンパイ

茶をしばいた。

07.03.2026 08:20 👍 6 🔁 0 💬 0 📌 0
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#都市のテクスチャー

07.03.2026 08:19 👍 1 🔁 0 💬 0 📌 0
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#都市のテクスチャー

07.03.2026 08:18 👍 1 🔁 0 💬 0 📌 0
◾️リチャード・パワーズ著、柴田元幸・前山佳朱彦訳『囚人のジレンマ〔上・下〕』河出文庫、解説=円城塔
●デザイン=大倉真一郎、装画=Lewis Chamberlain、カバーフォーマット=佐々木暁

◾️リチャード・パワーズ著、柴田元幸・前山佳朱彦訳『囚人のジレンマ〔上・下〕』河出文庫、解説=円城塔 ●デザイン=大倉真一郎、装画=Lewis Chamberlain、カバーフォーマット=佐々木暁

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◾️リチャード・パワーズ著、柴田元幸・前山佳朱彦訳『囚人のジレンマ〔上・下〕』河出文庫、解説=円城塔
●デザイン=大倉真一郎、装画=Lewis Chamberlain、カバーフォーマット=佐々木暁

待望の文庫化。素晴らしい装幀。

戦争と、歴史と、家族の小説です。

06.03.2026 04:42 👍 5 🔁 0 💬 0 📌 1
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#都市のテクスチャー

06.03.2026 04:41 👍 1 🔁 0 💬 0 📌 0
アーシュラ・K・ル゠グウィン『ゲド戦記』全6冊

アーシュラ・K・ル゠グウィン『ゲド戦記』全6冊

学生生活最後の春休みは大長篇に挑戦しようということで、『ゲド戦記』を。

読み終わるかな?

06.03.2026 02:28 👍 6 🔁 0 💬 0 📌 0
ブレッツェルとコーヒー

ブレッツェルとコーヒー

神戸を散歩した。

02.03.2026 07:50 👍 7 🔁 0 💬 0 📌 0
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#都市のテクスチャー

02.03.2026 07:18 👍 1 🔁 0 💬 0 📌 0
駅のホームを樹が貫いている

駅のホームを樹が貫いている

02.03.2026 05:38 👍 5 🔁 0 💬 0 📌 0
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#都市のテクスチャー

02.03.2026 05:37 👍 3 🔁 0 💬 0 📌 0
アガサ・クリスティー著、青木久恵訳『そして誰もいなくなった〔改訳新版〕』ハヤカワ文庫、装幀=藤井瑶/装画=junaida、解説=赤川次郎・山崎怜奈

アガサ・クリスティー著、青木久恵訳『そして誰もいなくなった〔改訳新版〕』ハヤカワ文庫、装幀=藤井瑶/装画=junaida、解説=赤川次郎・山崎怜奈

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◾️アガサ・クリスティー著、青木久恵訳『そして誰もいなくなった〔改訳新版〕』ハヤカワ文庫、装幀=藤井瑶/装画=junaida、解説=赤川次郎・山崎怜奈

ミステリアスな佇まい。

01.03.2026 09:02 👍 13 🔁 1 💬 0 📌 1
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#都市のテクスチャー

27.02.2026 03:37 👍 1 🔁 0 💬 0 📌 0
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#都市のテクスチャー

25.02.2026 10:18 👍 1 🔁 0 💬 0 📌 0
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#都市のテクスチャー

25.02.2026 06:45 👍 0 🔁 0 💬 0 📌 0
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#都市のテクスチャー

24.02.2026 11:26 👍 1 🔁 0 💬 0 📌 0
◾️綾崎隼著『愚者たちの箱舟』東京創元社

謎と、恋と、ひずみを抱えて
離島の時間は、ゆっくり巡る。
──青崎有吾

救世主(ノア)の名前を持つ青年は、ふたたび島に降り立った──すべてを明らかにするために。

現段階における綾崎ミステリの極点。
作者が最後に読者に仕掛けた意外などんでん返しとは?

世界は一変し──
それでもなお、このミステリは終わらない。
度重なるどんでん返しの果てに、明らかになる真実とは?

新潟県北部、本土から35キロの沖合に浮かぶ翡翠島に、ひとりの青年が帰っいてきた一過去に島を襲った連続放火事件の、すべてを明らかにするために。未解決のまま凍結されていた謎と、彼が島に置き去りにしていた恋心の行方は? あなたは隠されたすべての真実を見抜けるか?

恋愛ミステリの名手、綾崎隼がこれまでに手掛けた作品群のなかで最もミステリ濃度の高かった長編が、大幅加筆修正を経て甦る。

◾️綾崎隼著『愚者たちの箱舟』東京創元社 謎と、恋と、ひずみを抱えて 離島の時間は、ゆっくり巡る。 ──青崎有吾 救世主(ノア)の名前を持つ青年は、ふたたび島に降り立った──すべてを明らかにするために。 現段階における綾崎ミステリの極点。 作者が最後に読者に仕掛けた意外などんでん返しとは? 世界は一変し── それでもなお、このミステリは終わらない。 度重なるどんでん返しの果てに、明らかになる真実とは? 新潟県北部、本土から35キロの沖合に浮かぶ翡翠島に、ひとりの青年が帰っいてきた一過去に島を襲った連続放火事件の、すべてを明らかにするために。未解決のまま凍結されていた謎と、彼が島に置き去りにしていた恋心の行方は? あなたは隠されたすべての真実を見抜けるか? 恋愛ミステリの名手、綾崎隼がこれまでに手掛けた作品群のなかで最もミステリ濃度の高かった長編が、大幅加筆修正を経て甦る。

御恵投いただきました📚

◾️綾崎隼著『愚者たちの箱舟』東京創元社

〝未解決のまま凍結されていた謎と、彼が島に置き去りにしていた恋心の行方は? あなたは隠されたすべての真実を見抜けるか?〟

〝恋愛ミステリの名手、綾崎隼がこれまでに手掛けた作品群のなかで最もミステリ濃度の高かった長編が、大幅加筆修正を経て甦る〟

22.02.2026 08:18 👍 0 🔁 0 💬 0 📌 0
◾️クリストファー・プリースト著、古沢嘉通訳『不死の島へ』東京創元社

気がつくとわたしはまた、あの島々の中にいた。

『奇術師』『逆転世界』の巨匠プリースト
すべての物語の〝鍵〟となる記念碑的長編

1976年、春。深刻な挫折感とともにロンドンを去ったピーター・シンクレアは、知人から仮住まいを許された別荘でひとり執筆活動に着手する。時に寝食を忘れ、のめり込むようにして改稿を繰り返したすえ、男はついに〈夢幻諸島〉という名の架空世界を見出すが、緻密に織りあげられた島々のヴィジョンは、やがて現実そのものを侵蝕しはじめ──英国SF界の孤峰にして、同国文学界でも脚光を浴びた巨匠が贈る、独創性あふれる文芸SFの傑作。

◾️クリストファー・プリースト著、古沢嘉通訳『不死の島へ』東京創元社 気がつくとわたしはまた、あの島々の中にいた。 『奇術師』『逆転世界』の巨匠プリースト すべての物語の〝鍵〟となる記念碑的長編 1976年、春。深刻な挫折感とともにロンドンを去ったピーター・シンクレアは、知人から仮住まいを許された別荘でひとり執筆活動に着手する。時に寝食を忘れ、のめり込むようにして改稿を繰り返したすえ、男はついに〈夢幻諸島〉という名の架空世界を見出すが、緻密に織りあげられた島々のヴィジョンは、やがて現実そのものを侵蝕しはじめ──英国SF界の孤峰にして、同国文学界でも脚光を浴びた巨匠が贈る、独創性あふれる文芸SFの傑作。

御恵投いただきました📚

◾️クリストファー・プリースト著、古沢嘉通訳『不死の島へ』東京創元社

〝緻密に織りあげられた島々のヴィジョンは、やがて現実そのものを侵蝕しはじめ──英国SF界の孤峰にして、同国文学界でも脚光を浴びた巨匠が贈る、独創性あふれる文芸SFの傑作〟

22.02.2026 08:16 👍 1 🔁 0 💬 0 📌 0

1000ページ強ある分量のうち、500ページくらい陰謀論の辻褄合わせに割かれる攻めすぎた構成。『薔薇の名前』って読みやすかったんだなと思う。ただ、その異様なつくりが結果として、本書を暗号ミステリのひとつの極北へ辿り着かせている。

22.02.2026 04:58 👍 4 🔁 0 💬 0 📌 0
ウンベルト・エーコ著、藤村昌昭訳『フーコーの振り子』

ウンベルト・エーコ著、藤村昌昭訳『フーコーの振り子』

ウンベルト・エーコ著、藤村昌昭訳『フーコーの振り子』読。

復刊すると聞いたので、積んでいた文春文庫版を慌てて読んだ。悪ふざけだったはずの陰謀論は、やがて当人たちを呑み込んで、のっぴきならない事態を引き起こす。博覧強記の大伽藍だけれど、それに「陶酔」することの恐ろしさこそが主題だ。

思えば『薔薇の名前』でも、事件の鍵を握るのは、記号を「読む」ことではなく、記号を正しく「読めない」ことのほうだった。《理解すべきことなど何もないという確信、これが僕の安らぎと勝利に違いない》と語り手は云う。しかし追っ手は迫っている……。

読み通すのは大変だったけれど、面白かった。

22.02.2026 04:58 👍 8 🔁 0 💬 1 📌 0
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#都市のテクスチャー

21.02.2026 06:44 👍 1 🔁 0 💬 0 📌 0