あれはー…なんか文化なんですよね。
それこそオクタビオ・パスやカルロス・フェンテスによるメキシコ人の死生観みたいな。それこそ革命時代から綿々と受け継がれた死体記録文化と言いますかー。まあ、センセーショナルなのは売れますけどね。
風呂に入らない彼は同僚のお通夜の後でまた泥酔してました!
恋愛歌人みたいに言われますけど、たくさんお花を詠んでいて好きなんです❤️
あと明らかにカルロス・フェンテスの影響があって、「アウラ」や「空気の澄んだ土地」(?新訳は「澄み渡る大地」?だっけ?)とかなり似通った構造がある。
「全ての血」は、暴力の血だけではなく、混血としての全ての血統を受け止めた、メキシコシティという馬鹿でかい怪物を書いたのかも。
とにかく、読みやすく面白いのに凄かった。
かなりモキュメンタリーの手法を取り入れているけど進化系と言っていいと思う。ノタ・ロハの下地のある文化だからこそだけど。
作者1972年生まれでそんなに世代が違わないのも私がハマった理由だとは思う。
テノティティトランと重なっている現代メキシコシティ、血と暴力の歴史はまた繰り返されるのか!
という、何層にも重ねられた話のくせに、読みやすいホラーエンタメで、本当にどうにかしている。
たまに挿入される歴史の一幕や記事風の都市伝説(作者、都市伝説おたくらしいよ)、
完全なるフィクションなんだけど、あまりにも重なることが多すぎて目眩がするよう。
思想的には本当にオクタビオ・パスを忠実になぞってる。死を笑うが同時に恐れ、他者に心を開かぬメキシコ人。まさにパス。「孤独の迷宮」の思想をエンタメ小説にしたみたい。
これは儀式殺人だな!と色めき立つサントヨ。はい、アドルフォ・コンスタンソの事件を思い出すからです!アメリカの大学生がカルト教団マフィアに殺害されて、儀式殺人が明るみに出たことがありまして。
記者のカサソラを伴い、事件を追うが、仲間の1人が殺されてしまう。
考古学者のアドバイスのもと、これは「8つの災厄」を再現し、世界をやり直そうとしているのでは…と考える彼ら。
果たして犯人の目的は!古き神は蘇ってしまうのかッ
はい、「8つの災厄」、presagios funestos、アステカの滅亡の前兆です。ヨハネの黙示録みたいなもんだと思ってくれればいい。
メキシコのそういうタブロイド紙っていうのは、まあ、生首写真とか事故写真をセンセーショナルに載せるもので、まあ、日本なら確実にアウトなやつです。もうほんとに死体に対する執着すごいんだよ!生首いくつも朝から見せるなよ!
ともかく、割と底辺の記者なわけです。
で、刑事のサントヨ。
こいつはもうどうしようもない犯罪オタクでお前ホントに刑事なのか?
で、メキシコシティは、アステカの古代…ではないか。先史文明の上に建ってて、まあまあ工事中に遺構にぶち当たるわけ。
そんな遺跡の一つに、ある日心臓が置かれていた。次の場所には生首。しかし生きながら皮を剥がれたらしい。
Toda la sangre
Bernardo Esquinca
2013年
メキシコシティが産んだ鬼才ッ!
カルロス・フェンテスの後継のくせにホラーでエンタメ!
しかし中身はオクタビオ・パス!
これはドエライものがきましたよ。
興奮しすぎて血管切れそう。
「全ての血」ってタイトルだけに。
なんか物凄く色々説明しなくちゃいけないが。
カサソラ・シリーズの実は2冊目。カサソラは、主人公の名前で、彼はノタ・ロハっていう血生臭い写真のタブロイド紙の記者なのね。で、メキシコにはカサソラ・アーカイブっていう、革命時代の処刑だの何だのを記録しまくったアーカイブがあるの
まさかのエベンフロの都市伝説、これが発祥で今転げ回っている。
メキシコシティのメトロにいる浮浪者の噂で
「クネークネー」
と奇声を発して圧をかけ、小銭をせびる怪異。
「エベンフロのレポート」って物が出回ってるんだけど、この本の一部がソレ…私も何度かネットで読んだ。
丸々一章、この本に載ってるじゃないか。
名前はパール・ジャムのEven flowから。
メトロの都市伝説はいっぱいあるんだけど、奇声を発する浮浪者ってもうリアリティがやばい。めちゃめちゃ遭遇しそう。
わかき小指胡紛をとくにまどひあり
夕ぐれ寒き木蓮の花
晶子
まあ、私はお化粧嫌いだから「やだなー」ってまどひだったと思うよ。
すぐ擦りたくなっちゃう。口紅はもう絶対擦るからやめた🤭リップにちょっと色が入ってるやつくらいだよ。グロスとか無理。絶対袖口で擦る自信がある。
魯肉飯セットをご馳走になりました。
お腹いっぱいです!
なんなボロボロ木屑が出るんですけど、嬉しそうだから、もうそのままに!
ヒヤシンス地帯だよ。
毎日起きるたびにニュース見てげんなりするのやめたい。終わってほしいな高市政権。
350ページほどの、別に古語や小難しい言い回しもない、現代小説なのに、おかげでまだ読み終わらないよ…
8つの災厄とかさらりと出さないでほしいよ!記憶探っても思い出せなくて調べたよ!
(アステカの滅亡ね)
ちょっとパスっぽいかなと思っていたら、思想がオクタビオ・パスど真ん中でびっくりした。
「孤独の迷宮」をホラーエンタメにしてみました!あとフェンテス味も足しました!みたいな濃さだよ。(インタビューで度々フェンテス好きを公言)
だけど主人公は1カ月風呂に入らなかったからね…女性の脚ばっか見てるからね…
そしてメキシコの歴史とか有名な犯罪とかnota roja とかカサソラ・アーカイブとか、先史時代もわからないといけないとか、京極夏彦風味ですよ!
かわいいんですよ!私もびっくりするくらい🤭
優しいお姉さんがいるんですよ〜〜
叉焼飯にするつもりが、ご近所さんにシウマイを頂いてしまったので。
崎陽軒ではないが地元ではよく食べるやつ。
因みに横浜市のシウマイ消費量、2位にダブルスコア以上つけてぶっちぎり全国一位らしいです。
原因は町内会だ会議だ遠足だ、で出されるシウマイ弁当だと思う。
「そっちの子供会、お祭りん時シウマイ弁当なんだろ、いいなあー」
みたいなレベルでシウマイ弁当。
お友達から枝もらったの
(お友達の柴犬が、目の前に置いてくれた)
お風呂入ってきれいになって悲しくなってる…なんなのその汚さに対する執着!!
良かった…やっとおうちに帰ってお風呂入ってくれた…
しかし「検視官はひどい匂いに慣れているから別に気にしないだろう」ってモルグ行くのひどい!!やめてあげて!
塩味のポパイスパゲッティだよ。
なんかちょっと喉がイガイガする😣
いくらアウトローでノワール系で、下層に溶けこもうとしている記者で、有能であっても、1番最初の
「1カ月風呂に入ってない」
が衝撃すぎて、彼が何をしても何を言っても
「風呂に入れ」
しか出てこない。悲しい。
風呂に!入れよ!
なんでまた泥酔して路上で寝ちゃうの?なんでそのまま金髪の女性考古学者から話聞けると思った??
胡散臭いんじゃなくて、絶対臭いからだから!!
ほら、バス乗ったらモーゼみたいになったじゃん!
「女のために着替えるなんてバカバカしい」じゃ、ねーんだよ!
風呂に!
入れよ!!!
新横浜を使わざるを得ない身としては、新大阪→大阪のアクセスの良さうらやまし、
花数が少なくなって、丈も短いヒヤシンスたち。香りはすごく良いのでこうしてお手洗いや玄関へ。
香りが強いからリビングやキッチンには置けないけど、廊下に出るとふわっと香って良い!
ほうら、Jesus Malverdeの塗り絵だよう〜
またマフィアのサント、守神と呼ばれて信仰されてます。
テキーラとか100ドル札(メキシカンペソではない)葉巻とかジョイントとかお供えして、キャンドルやお香もたきます。
自分用の小さな祭壇を作ってる人も多くて、他の国境越えの聖人(密輸)や、グアダルーペの聖母、もちろんサンタムエルテ、子供姿のジーザスなんかも一緒に祀ったりしてるよ♪
ロザリオやエスカプラリオ(ネックレスみたいなお守り)を肌身離さず持つ人もけっこうまだまだ全然いる。
最近笑ったのが、redditかなんかで、「最近友達がマリア像と死神の像を飾っているのを見てしまった。悪魔崇拝に染まってしまったのかもしれない。どうしたらいいか」
という大学生の真摯な質問に
「大丈夫だ、ナルコスのドラマにハマってるだけだ(グアダルーペとサンタムエルテだから)」
ってみんな返事してたやつ🤭
最近マフィアで有名になったサントはヘスス・マルベルテっていうヒゲのオッさんで悪党のジーザスって呼ばれるやつとか、ガチのマフィアの「エル・マス・ロコ」(ナサリオ・ゴンザレス)も最近サント扱いになって、
「これは…祟り神にならぬよう祀った?」
みたいな気分。
持ってる像の色別に御利益が違うからお祈りも違ったり、灯すキャンドルの色で願いごとが違ったりします。
そして、想像以上に、みんなお祈りします。びっくりするよ。敬虔なんだよね。悪いこと超してるのに🤭
5月にガビーノ・イグレシアスの「デビルロード」が出ます。
準備はいいですか!
作中で沢山お祈りが出て来ます。あれは何かというと、コレです。
これはサンタ・ムエルテという最近大人気の女神様ですが、このようにお祈りする時の言葉があります。お金にはこう、健康にはこう、みたいなね。
こういうのいーっぱい出ていてスーパーやドラッグストアで買えるんだけど、まあマントラみたいにそこまでキッチリしたものじゃないです。アレンジok👌
サンタムエルテは神様だけど、メキシコのいわゆる「サント」(聖人)で、ご利益別に何人もいます。マフィアがサントになったりもする。
今日はお気に入りのカピバラちゃん持ち歩いてる