ピアニストのアリス=紗良・オットがヨハン・ヨハンソンの代表曲をカバーした新作『Jóhann Jóhannsson: Piano Works』。
坂本龍一さんも愛したアルバム『Englaborn』や『Orphee』などを中心としたセレクトで。久々にヨハンならではの翳りに満ちたメロディに浸っています。
album.link/i/1859669556
ピアニストのアリス=紗良・オットがヨハン・ヨハンソンの代表曲をカバーした新作『Jóhann Jóhannsson: Piano Works』。
坂本龍一さんも愛したアルバム『Englaborn』や『Orphee』などを中心としたセレクトで。久々にヨハンならではの翳りに満ちたメロディに浸っています。
album.link/i/1859669556
エクスペリメンタルなチェロ奏者Okkyung Leeの新作 『Signals』 は、イギリスの演奏集団Explore Ensembleとのコラボ。
傑作『Ghil』の系譜を継ぐ鋭角的な路線の作品になっていて。フリーキーな特集奏法が堪能できる刺激的な内容ですね。
album.link/i/1869130178
70年代初頭に、ポール・ブレイがアネット・ピーコックとの「シンセサイザー・ショウ」で追究した電子音楽は、とてもユニークで先駆的。
ブライアン・イーノの初期ロキシー・ミュージックでのシンセプレイや、後のデヴィッド・ボウイ「ベルリン三部作」にも影響を与えてます。
youtube.com/playlist?lis...
映画『嵐が丘』が話題なので、2011年のアンドレア・アーノルド監督版をチェック。独自の映像美で、これまで観た『嵐が丘』の中で、視覚的には本作が一番素晴らしいかもですね。
39年の端正でクラシカルなワイラー版、92年の音楽的なコズミンスキー版に比べると、最新のフェネル版はあまり気が進まず…
U-NEXTで藤田敏八監督『ダイアモンドは傷つかない』を。これも80年代の日本アートシアターギルド配給作品の一つでしたね。
激しい不倫ストーリーは、今観ると、なんだかホン・サンス作品みたいで。本作が映画デビューの若き田中美佐子さんはキム・ミニみたいにも見えます。
video-share.unext.jp/video/title/...
『Disappointment–Hateruma』がリリースされた76年と言えば、坂本龍一さんが東京藝大に在籍していた時期。
一曲目「綾」のプリペアドピアノの急速なパッセージを聴いていると、共演相手が、当時交流があったという阿部薫さんでも成立したのだろうなという気がして。幻のセッションを想像しますね。
Caterina Barbieriとサックス奏者Bendik Giskeによる新作コラボアルバム『At Source』。
電子音のリフレインと、肉感的かつ幽玄なサックスの響きの組み合わせは、もしかしたらFloating Points & Pharoah Sanders『Promises』にも近いのかもと感じましたね。
youtu.be/ucdYt46DpX8?...
Caterina Barbieriとサックス奏者Bendik Giskeによる新作コラボアルバム『At Source』。
きらびやかな電子音のリフレインと、肉感的なサックスの音色が絡まり合うミニマルなエレクトロニックアコースティックサウンドは、キャッチーかつ奥深い幽玄な響きに。
album.link/i/1841623068
Sunn O)))の新作発表も控えているStephen O'Malleyが、一足先にソロ名義の新作『Spheres Collapser』をリリース。
スイス・ローザンヌの教会で録音したコアなパイプオルガンによるドローン作品。パートナーのKali MaloneとPuce MaryことFrederikke Hoffmeierも参加しています。
album.link/i/1822847818
デビュー前の76年に坂本龍一が土取利行と共作した『Disappointment–Hateruma』がサブスク配信開始。気負いと熱量が感じられる緊張感ある即興が印象的で。
坂本さんが晩年に追究していた「即興演奏」の数々は、ある意味この若き日の作品への回帰とも言えるのかもしれませんね。
album.link/i/1875944904
CANの創設者イルミン・シュミットが、4月24日に新作アルバム『Requiem』をリリース。
先行配信の抜粋版は『5 Klavierstücke』や『Nocturne』を思わせる前衛ピアノ曲路線。楽音と環境音の境界を曖昧にしながら、静かでありながらラディカルな瞑想的傑作ということで期待大で。
youtu.be/GnzbcEw8kGQ
『祭りの準備』『原子力戦争』に続き、黒木和雄監督の映画『風の歌を聴け』を。
79年の村上春樹の原作小説を81年に映画化。つるんとして記号的なイメージの原作も、映像化するとずいぶん肉体的で。冒頭の荒々しい学生紛争のシーンや、ロフトジャズ的なBGMも新鮮ですね。バーのマスターは坂田明さん。
昨年11月リリースのArve Henriksen & Robert Jürjendal『Haihara』。ECM作品を思わせる静謐で「間」生かした音楽が、とても彼らしいです。
彼のトランペットのトーンはジョン・ハッセルのようでもあり、またフレージングはマイルスへの傾倒がうかがえますよね。
album.link/i/1848941501
ケージやマリー・シェーファーが教えてくれた「音響」の美しさが、数十年かけて自分の中で完全に定着した感がありますね。
当時はいわゆる音楽も、非音楽も、どちらも楽しめるぐらいのスタンスでしたが。今や人為的な「音楽」よりも、環境音などの「音響」の方がスリリングで順位が逆転しているかも。
この10年はイヤホンで音楽を聴くことがなくなって。その場で聴こえる持続音を探し耳を傾けていることが多いです。それは風の音だったり、街灯の音だったり、自動車の走行音だったり、自販機がうなる音だったり。
若い頃、ヴェルヴェッツやヤングに教えてもらったドローンが自分の中で定着しましたね。
筝奏者の沢井一恵さんが85歳で逝去。伝統的な邦楽にあきたらず、クラシック/現代音楽をはじめ、さまざまな領域で横断的に活動された方でした。
個人的には、坂本龍一さんに作曲を委嘱した「筝とオーケストラのための協奏曲」が思い出深いです。
album.link/i/468332834
フォークナーの「ヨクナパトーファ・サーガ」の起点である『土にまみれた旗』の新訳。古くは『サートリス』の邦題で知られる通り、サートリス家の人びとの非業の歴史を描いた大作。
似た名前ばかりが並ぶ一族の家系図は、フォークナーを敬愛したガルシア=マルケス『百年の孤独』を連想させますね。
KMRUの新作『Kin』は、Editions Megoからのリリース。亡くなったレーベルオーナーPeter Rehbergに捧げたものでもあるようで、ゼロ年代エレクトロニカを思わせるノイジーなドローン作品に仕上がっていますね。ギターサウンドがFennesz的だなと思っていたら、彼も参加してます。
album.link/i/1867766406
北欧エレクトロジャズのJan Bangの新作『With These Hands』。墨絵のようなジャケットに象徴されるように、静寂の中、「間」に満ちた即興による対話が繰り広げられます。彼とDavid Sylvianの相性も印象的でしたが、本作もDavid Sylvianが参加していないのが不思議なぐらいで。
album.link/i/1808165204
フォークナー『行け、モーセ』収録の完全版の『熊』を読み天地驚愕のショックを受けた後に、文庫版を入手し同作品を読み返して逆の意味で驚き。
主人公一族の人種差別、奴隷制、混血の悲劇の歴史を紐解いた最重要の第4章がまるごと省略されていて…これでは、まったく違う作品になってしまうなと。
フォークナーは自分の中で、年々大きな存在になってきていて。私にとってはアメリカ人作家の最高峰ですね。
ロシアにドストエフスキー、イギリスにコンラッド、ドイツにトーマス・マン、フランスにカミュがいたように。
"現代の戦争を操る少数の紳士諸君は、それが利益なのだから別として、再び彼等に騙されたいらしい人達を私は理解できない。恐らく彼等は私がフィリピンの山中で遭ったような目にあうほかあるまい。
その時彼等は思い知るであろう。戦争を知らない人間は半分は子供である"
(大岡昇平『野火』)
『死の床に横たわりて』『熊』に続き『フォークナー短編集』を。約270ページに8つの短編が集められたこの文庫本のおかげで、フォークナーの文学世界が、なんと宇宙的なスケールを感じさせてくれることでしょう。
傑作『アブサロム、アブサロム!』『響きと怒り』と併読されるべき重要作品群ですね。
長谷川和彦監督『青春の殺人者』は、日本アートシアターギルド(ATG)配給の傑作でもありましたね。76年と言えば、中平康監督『変奏曲』もありましたし。どちらも、とてもATGらしくて。あの時代の新宿の街の空気を連想させられます。
デビュー前の若き日の坂本龍一さんも、新宿で観たのだろうなと。
先日亡くなった長谷川和彦監督のデビュー作『青春の殺人者』。中上健次『蛇淫』が原作ということもあり、個人的には『太陽を盗んだ男』よりも好みです。羽田闘争の余波のデモなど、当時の空気が封じ込められていて。両親殺人現場の風呂場の壁は、なんとなく坂本龍一『千のナイフ』を連想させられたり。
Sarah Davachi、Eliane Radigue、Kali Maloneの諸作や、シンギングボウルの音源をひたすらリピートする日々。
音源の再生がとまってしまった後でも、エアコンや空気清浄機や換気扇のドローンが続いていると、まだ作品の続きなのかなと錯覚させられたりもして。音楽と非音楽の狭間の音響がマイブーム。
昨年話題となったQuadecaのアルバム『Vanisher, Horizon Scraper』 の未発表音源収録盤がリリース。
とりわけ、Disc2のインストの組曲に耳がいきます。霧のような弦楽のドローンと、ピアノ、ギターやアコーディオンが織りなす純音楽的な響き。彼のネクストステップではと。
song.link/i/1873315438
蓮實重彦: 「オリヴェイラは世界最大の映画作家である」
U-NEXTで、マノエル・ド・オリヴェイラ監督の没後10年を記念した『オリヴィエラ2025』でとりあげられた諸作が配信開始。しかも、独占配信とは…U-NEXTユーザーで良かったですよ。
まずはフローベール『ボヴァリー夫人』を映画化した、不朽の名作『アブラハム渓谷』の完全版からチェック!
ECMレコードのアカウントからも訃報が流れていましたが、ジャズピアニストのリッチー・バイラークが亡くなったそうです。享年78歳。
クリスタルのように澄み切ったタッチが美しい人でした。武満徹さんがバイラークに入れ込んでいたのも印象的でしたね。
album.link/i/1443643005