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読書の記録など。

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10.02.2024
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Latest posts by asanotk @astk831

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朱雀門出『アホになって死んで、後はカマキリの卵』読みました。

夢の中では、奇妙で筋の通らない出来事に遭遇して困ったどうしたものかとなるけど、そのヘンテコな状況自体は受け入れてるなんてことがあります。この本はまさにそれ。読みながら、そんな感覚に陥る1冊でした。

08.03.2026 13:18 👍 2 🔁 0 💬 0 📌 0
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詠坂雄二『電氣人閒の虞』読みました。

語ると現れ、そして命を奪っていくという電気人間。都市伝説か、それとも何者かの犯行か。最終章であぁそういう展開なのねと思ったが、最後の一文のインパクトがスゴすぎる。わっはっは、最高だな。

05.03.2026 12:35 👍 1 🔁 0 💬 0 📌 0
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『グランドホテル極:異形コレクションLIX』読みました。

今回も変わらず粒ぞろいで満足度の高い一冊です。いわゆる「グランドホテル」形式のアンソロジーですが、平行世界的でもあり、いろんなグランドホテルが楽しめます。

お気に入りは→

柴田勝家「扉を開いて」
良質のタイムループもの。

斜線堂有紀「スゥイミング・プール」
地獄だ。

篠たまき「雪まつげ」
怖い。

空木春宵「見えざる光の、その先の、」
じっくりと沁みてくる。

今回も全作◎でした。

23.02.2026 10:34 👍 3 🔁 0 💬 0 📌 0
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岩井志麻子『べっぴんぢごく』読みました。

旧家に生まれた女性たちの人生が淡々とした筆致で描かれる。死霊はあらわれるがそれが禍をなすわけではない。これはホラーなのか。因果からは逃れられぬ彼女らの人生はぢごく。やはりホラーか。

14.02.2026 10:26 👍 2 🔁 0 💬 0 📌 0
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ドニー・アイカー『死に山 世界一不気味な遭難事故《ディアトロフ峠事件》の真相』読みました。

1959年ソ連ウラル山脈で発生した遭難事故を追ったドキュメンタリー。遭難した学生たち、当時の捜索部隊、現代の著者による調査という3つの視点で描くさまはサスペンスフルな小説のよう。遺品のカメラにあった学生たちの写真が載ってるけど結末が結末だけに心が苦しい。

04.02.2026 13:46 👍 3 🔁 0 💬 0 📌 0
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塩崎省吾『カップ焼きそばの謎』読みました。

カップ焼きそばの歴史が紐解かれる様子に一気読みでした。カップ焼きそば自体の比較も面白いけど、各社の経営理念や戦略がそれぞれ違ってるのがまた興味深い。ちなみに僕の心の焼きそばはペヤングです。

29.01.2026 10:06 👍 2 🔁 0 💬 0 📌 0
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堀井拓馬『なまづま』読みました。
確かにヌメリヒトモドキはグロテスクだけれど、それよりも登場人物たちが多かれ少なかれコミュニケーション不全をかかえており、その歪みが積み重なって破局をむかえるという人間関係ホラー、かな。読んでて不安しか感じず、苦しかったな。

27.01.2026 12:35 👍 2 🔁 0 💬 0 📌 0
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『日本ホラー小説史』で出てきた江戸川乱歩「怪談入門」を読み返すべく、『幻影城』を引っ張り出してきました。
昔読んだ際には知らなかったあれやこれやが取り上げられていたことに気づき、確かにこれはホラー小説入門と言っていい内容だと改めて認識しました。結構な頻度でラブクラフトが出てきた。

24.01.2026 13:05 👍 1 🔁 1 💬 0 📌 0
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朝宮運河『日本ホラー小説史』読みました。

前史としての古典に始まり、戦後のミステリーやSF、さらにはオカルトブームやホラー映画などを取り上げながら、まさにホラー小説、怪奇幻想文学の歴史をまとめた一冊。こういうのが読みたかったのだ。
ここ数年の朝宮さんの仕事っぷりには頭がさがるばかりです。

24.01.2026 13:04 👍 3 🔁 0 💬 0 📌 0

井上宮『ぞぞのむこ』読みました。

その土地に関わりを持ってしまった人に悍ましい禍が振りかかるというお話ですが、この「漠市」という土地の設定がホラーファンにはたまらんです。この容赦のないことよ。

最後に収められた掌編がこの「漠市」が日常にある様を描いているようで、余韻のある嫌感に満ちております。

18.01.2026 13:46 👍 2 🔁 0 💬 0 📌 0
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笹山敬輔『ドリフターズとその時代』読みました。
いかりや長介と志村けんを軸として、グループの誕生からメンバーの死までを丹念に描き、どのように笑いに取り組んだかが記されています。
ドリフターズは他の喜劇人に比べて語られることが少ないというのはそのとおりだなぁという気がします。
後年、役者や音楽、喜劇王などに向かったメンバーに比べて、最初から現在に至るまで「加トちゃん」である加藤茶がすごいなぁ。

16.01.2026 14:33 👍 2 🔁 0 💬 0 📌 0
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椿實『人魚紀聞 椿實幻想短篇選』読みました。

三部構成の第一部、メーゾン・ベルビウものは句点の少ない文で戦後の上野あたりの情景を描いているうちに魔境へ誘われているような、これは私小説なのか。正直、日本語なのはわかるが文の意味はわからない、それでも怪しさやいかがわしさが伝わってきます。

第二部は幻想小説、犯罪小説。第一部にくらべるとものすごく読みやすい。本書の書名となった「人魚紀聞」がとてもよい。

第三部は第一部同様、散文詩めいた掌編集。そんななか「人魚不倫」語られる内容に対し淡々とした語り口が頭おかしい。

まったく知らない作家さんでしたが、これは凄まじい。

15.01.2026 13:36 👍 1 🔁 0 💬 0 📌 0
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前野深『島はどうしてできるのか 火山噴火と、島の誕生から消滅まで 』読みました。

地球科学系のドキュメンタリー番組が好きでよく見てるんですが、それをいろいろと思い出しながら読めました。

著者が現地に足を運んだ国内外の事例を取り上げながら、海域火山に関するあれこれを解説をしてくれます。そういえば西之島ってどうなってるんだろ。

地球、面白いな。

04.01.2026 09:51 👍 1 🔁 0 💬 0 📌 0
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大島清昭『赤虫村の怪談』読みました。

とある地方の妖怪譚の取材を始めた主人公、その地に伝わる民間信仰の背景を探っていくうちに見えたのは…というお話。ミステリー要素も多分にあるのですが、その調査の過程はまさに民俗学ホラーと呼ぶにふさわしいと強く思ったのでした。

03.01.2026 13:07 👍 2 🔁 0 💬 0 📌 0
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寝舟はやせ『入居条件:隣に住んでる友人と必ず仲良くしてください』読みました。

ベランダの仕切り越しに隣室の「友人」が語る怪談を聞く主人公。うっかりすると怪異との友情が芽生えてほっこり、となりそうだけど、実は油断のならないやり取りがされているあたり、ついつい引き込まれました。

どうもタイトルが丁寧語の文章になってる作品に手が伸びず、そのうちにそんなの増え、でもそんなこと言ってて面白いホラー小説を逃すのももったいないなと思い直し、手を出したのがこれ。正解でした。

22.12.2025 09:59 👍 1 🔁 0 💬 0 📌 0
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山崎晴雄 、久保純子『日本列島100万年史 大地に刻まれた壮大な物語』読みました。

日本各地の地形がどんな経緯で作り上げられたのかがよくわかる一冊。人には感知できない時間スケールでものごとが進んでおり、地球すげぇな、ってなります。自分がいる場所の成り立ちはどうだったのか、新たな興味がわくのでした。

20.12.2025 11:04 👍 0 🔁 0 💬 0 📌 0
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雨宮酔『夢詣』読みました。

リングフォーマットを踏襲した、これがJホラーだ、というのお手本のような一冊です。出だしの巻き込まれ方、タイムリミットのある謎解き、ラストの…まで、お見事でした。型どおりすぎるきらいはあるけど、怖いんだからいいのだ。

20.12.2025 11:03 👍 1 🔁 0 💬 0 📌 0
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森山東『お見世出し』読みました。
表題作を別のアンソロジーで読んで印象に残っていたので、改めて文庫版で読みました。京都の花街を舞台にした2篇は独特の空気感のなか、嫌な感じがじわっと伝わり期待どおり。ただ「呪扇」は鬼畜すぎて頭に入ってきませんでしたわ。

20.12.2025 11:02 👍 1 🔁 0 💬 0 📌 0
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松崎有理『山手線が転生して加速器になりました。』読みました。

パンデミック後の世界を共通の舞台としたSF短編集です。ユーモアのある展開だけど、取り扱ってるネタはなかなかにハードSF。ファーストコンタクトものとしても面白かったです。

30.11.2025 00:38 👍 4 🔁 0 💬 0 📌 0
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阿泉来堂『化身の残夢 那々木悠志郎、最後の事件』読みました。

名探偵?VS悪の組織の図式をホラーのステージにのせたこのシリーズも一区切り。シリーズ恒例のパワー系怪異は、最後の事件にふさわしい形で登場し、存在感を見せつけてくれました。でもこれ、第一部完結、でいいんですよね。

23.11.2025 06:59 👍 1 🔁 0 💬 0 📌 0
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滝川さり『お孵り』読みました。

山奥の村に伝わる風習、それに抗う主人公という図式でそれはもう面白いのですが、ある人物の正体があかされて以降、物語の空気感がガラッと変わるのも一興。
一気読みでした。

22.11.2025 08:52 👍 1 🔁 0 💬 0 📌 0
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原浩『身から出た闇』読みました。
モキュメンタリーというよりはメタフィクションといったほうがしっくりくるかな。収録の短篇自体の質が高いので、満足度が高いです。既出の「828の1」単品でも怖いのに、短篇集の最後に置き、メタパートでさらに意味を付け加えることで怖さが追加されてます。

21.11.2025 11:15 👍 2 🔁 0 💬 0 📌 0
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トム・スタンデージ『謎のチェス指し人形「ターク」』読みました。

18世紀に登場したチェスを指す自動人形をめぐるノンフィクション。人形の謎そのものよりも、タークに関わった様々な人たちに及ぼした影響のあれこれが面白い。ミステリー的でもありSF的でもあり。
ポーの「メルツェルの将棋差し」ってコレだったのね。

14.11.2025 10:57 👍 1 🔁 0 💬 0 📌 0
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蛙坂須美『こどもの頃のこわい話 きみのわるい話』読みました。

ここで語られるのは、説明のつかない異常な状況に巻き込まれてしまったこどものお話。メルヘンチックな要素は1ミリもなく、どれもトラウマとして抱え込むしかないようなものばかり。
気になる実話怪談作家さんが1人増えました。

09.11.2025 11:17 👍 3 🔁 0 💬 0 📌 0
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真島文吉『右園死児報告 久』読みました。

前作でヒト型右園死児として登場した三田倉九、「我ハ如何ニシテ右園死児トナリシカ」というお話。三田倉の辿った経緯を追いかけるのには、報告書形式がピタリとはまっており効果的。
アワレナリ、三田倉九。

09.11.2025 11:16 👍 2 🔁 0 💬 0 📌 0
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飛鳥部勝則『抹殺ゴスゴッズ』読みました。

なんというか、まさに This is 飛鳥部勝則としか言いようのない一冊でした。エキセントリックな登場人物たち、ペダンティックな会話、江戸川乱歩の通俗物を思わせる展開、たたみかける謎解きに、恐ろしくキラキラしたラスト。
お腹いっぱいです。

26.10.2025 08:04 👍 3 🔁 0 💬 0 📌 0
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黒史郎『夜は一緒に散歩しよ』

どことなく優しげなタイトルとは裏腹にかなりキツめのお話でした。母を亡くした少女が描く絵は…から始まり、呪い、オカルト、ヒトコワ等々てんこ盛り。上手く消化できないとこがあったけど、京極夏彦さんの解説にあった「怪談文芸」という言葉で、何か腑に落ちた気がしました。

18.10.2025 11:30 👍 2 🔁 0 💬 0 📌 0
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田辺青蛙『生き屏風』
なんと言っても印象的なのは、タイトル作の出だしの一文、これでつかまれてしまいました。妖が共存する世にて、妖同士あるいは妖と人が交わす会話が粋で素敵。あやしげな話ではあるのですが、主人公の皐月が愛おしくなります。

18.10.2025 11:29 👍 2 🔁 0 💬 0 📌 0
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春暮康一『一億年のテレスコープ』読みました。

宇宙に憧れる少年が友と出会い、電波望遠鏡と出会い、そして宇宙へ旅立つというお話ですが、物語のスタート地点からは想像もつかない展開となり、これぞSF、これがSFの醍醐味である、と深く感じいったのでした。
ある意味、「三体」へのアンサーでもありました。

04.10.2025 09:01 👍 2 🔁 0 💬 0 📌 0
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嗣人『霧の出る森』読みました。

『四ツ山鬼談』の姉妹編だというこちらを読んだのですが、怪談色の強かった前作とはまた違ったテイスト、連作短編のホラー小説となっておりました。
禁足地に築かれた集落、その背後に控えし御山、そこに絡め取られる人々。それにしても、容赦のない御山でした。

23.09.2025 13:01 👍 2 🔁 0 💬 0 📌 0