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Xから移ってくるべきか考え中。 東京都下で、ジェイク(マルックスチワワ)と暮らしています。 興味は政治、国際時事ニュース、読書、バレーボール観戦、犬連れ旅行など。

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Latest posts by nozomi @nozomiski

飲茶『正義の教室 善く生きるための哲学入門』(ダイヤモンド社)の表紙

飲茶『正義の教室 善く生きるための哲学入門』(ダイヤモンド社)の表紙

#読書記録

飲茶『正義の教室 善く生きるための哲学入門』(ダイヤモンド社、2019年)

学生時代、哲学の講義に今ひとつ乗れなかった私。若者向けに分かりやすく書かれているときいた、こちらの本を読んでみた。

保育園の火事に園児保護者でもある非番の消防士が居合わせた場合、自分の娘と30人の幼児のどちらを助けるのが「正義」か。この例を筆頭に、倫理の授業を受ける高校生たちが、教師とともに議論していき、自らの「正義」観を磨いていく。

物語に乗って退屈せず読める。どうしても哲学の解説本って「価値観って人それぞれだよね」の相対主義的な結論に至りがち。若者にはそうではない読み方をしてほしいと感じた。

10.03.2026 23:47 👍 0 🔁 0 💬 0 📌 0
不破哲三『「資本論」完成の道程を探る』(新日本出版社、2020年)の表紙

不破哲三『「資本論」完成の道程を探る』(新日本出版社、2020年)の表紙

不破氏のサイン

不破氏のサイン

#読書記録

不破哲三『「資本論」完成の道程を探る』(新日本出版社、2020年)

昨年末に逝去された著者。晩年はものすごい勢いで『資本論』研究にまつわる著書を出版されていた。
当時はその意味するところが私の理解力不足で明晰に掴めずにいたが、マルクスが「恐慌=革命」論を乗り越えたことがいかに画期的であったかを近年、志位和夫氏の赤本や緑本で学んできた上で読むと、不破氏の功績がいかに大きなものであったかが、よく分かるようになった。

実はこれはサイン本。丸っこい字に、少年のような知的好奇心を常に溢れさせていた故人の面影が忍ばれる。3/25の党葬前に読み終えることができ、ホッとしている。

07.03.2026 14:37 👍 1 🔁 0 💬 0 📌 0
青木美希『それでも日本に原発は必要なのか?』(文春新書)の表紙

青木美希『それでも日本に原発は必要なのか?』(文春新書)の表紙

#読書記録

青木美希『それでも日本に原発は必要なのか?潰される再生可能エネルギー』(文春新書)

原子力ムラ勢力の「今だけ金だけ自分だけ」の振る舞いへの心底からの怒りを著者と共有できた。3.11で原発安全神話の罪深さに多くの国民が気づいたはずだったのに、自民党政権は原発に回帰。多くの野党もメディアも原子力ムラの一員として、なびいている。

地震は現在を破壊した。
津波は過去を破壊した。
原発は未来を破壊した。

元原発労働者が3.11後に書き残した言葉が印象的。原発は異質の危険であり、ゼロにして再エネに進むほか未来はない。

それにしても青木さんへの圧力がひどい。朝日新聞はもうダメ?

06.03.2026 03:37 👍 1 🔁 0 💬 0 📌 0
石川優実『私が私を取り戻すまで 性暴力被害のその後を生きる』(新日本出版社)の表紙

石川優実『私が私を取り戻すまで 性暴力被害のその後を生きる』(新日本出版社)の表紙

#読書記録

石川優実『私が私を取り戻すまで 性暴力被害のその後を生きる』(新日本出版社)

#kutoo で知られる石川優実さんが、性暴力被害から来る複雑性PTSDに苦しみながらニュースレターに綴った文章が本に。昨今、性暴力への関心が高まり刑法改正など少しずつ前に動きつつも、被害者救済は圧倒的に弱い。社会を良くするために利用されていると感じてしまうなど、切実な思いが言語化されている。
16歳の時に受けた性暴力。恐らく加害者は裁かれていない。長く続く苦しみを与える性暴力に改めて怒りを感じた。「セックスワーク」論についての石川さんの違和感は、聞かれるべき当事者の声。多くの人に読まれてほしい。

28.02.2026 22:33 👍 1 🔁 0 💬 0 📌 0

あと、東京と比べ、食器類も、アフタヌーン・ティーも、お値打ち価格です💰

24.02.2026 04:58 👍 1 🔁 0 💬 1 📌 0

ありがとうございます😊
私はもともと千葉出身ですが、初めて行きました。Googleマップでは変なところに誘導され、たどり着くのにも一苦労でしたが、苦労する甲斐ありまくりです。

24.02.2026 04:44 👍 1 🔁 0 💬 1 📌 0
陶器の置物。うちに置いて、なでたくなるなー。

陶器の置物。うちに置いて、なでたくなるなー。

デザインにやられ、即買いしたポットスタンド。これが最後の一点でした。

デザインにやられ、即買いしたポットスタンド。これが最後の一点でした。

#佐倉マナーハウス
犬好きなもので、どうしてもそういうものに目が行きます。
自分用に、右側のポットスタンドを購入。犬たちの表情が最高。

23.02.2026 23:00 👍 4 🔁 1 💬 0 📌 0
佐倉マナーハウスの外観

佐倉マナーハウスの外観

スージー・クーパーというデザイナーを初めて知りました。繊細な植物の絵をあしらい、機能性にもデザインにも優れたカップ&ソーサー🥰ウエッジウッド傘下でも活躍したそうです。

スージー・クーパーというデザイナーを初めて知りました。繊細な植物の絵をあしらい、機能性にもデザインにも優れたカップ&ソーサー🥰ウエッジウッド傘下でも活躍したそうです。

スージー・クーパーがデザインしたティーカップたち。

スージー・クーパーがデザインしたティーカップたち。

スコーンとケーキ。

スコーンとケーキ。

#佐倉マナーハウス
行ってきました💕
イギリスのアンティーク家具や、素晴らしいデザインのカップ&ソーサー、各種雑貨にワクワク感とまらない。
併設のカフェではスコーンやケーキを堪能。
イギリスに行った気になれました。最高です。

23.02.2026 22:56 👍 8 🔁 3 💬 1 📌 0
伊与原新『宙わたる教室』(文藝春秋)の表紙

伊与原新『宙わたる教室』(文藝春秋)の表紙

#読書記録

伊与原新『宙わたる教室』(文藝春秋)

同名NHKドラマが話題になっていたが観る時間がとれず、せめて原作は読もうと図書館で借りた。
不登校、病気や障害、暴力、貧困など様々な事情を抱え全日制からドロップアウトし、それでも学校に行きたいと、定時制高校に集まってきた生徒たち。しかし、その道を阻もうとする障害物は余りに多い。『どうせ自分なんて』という諦めから抜け出すには。出会いに恵まれることが必要だが、自分を救う意思を奮い立たせることができるかどうかも大きい。すべて人間の持つ可能性を信じ、優しくエールを送る美しい作品だった。

19.02.2026 13:13 👍 6 🔁 0 💬 0 📌 0

はい、よかったらぜひ。

17.02.2026 03:02 👍 1 🔁 0 💬 0 📌 0

本当ですね。ありがとうございます😊

17.02.2026 03:02 👍 1 🔁 0 💬 0 📌 0
ピーター・スワンソン『9人はなぜ殺される』(創元推理文庫)の表紙

ピーター・スワンソン『9人はなぜ殺される』(創元推理文庫)の表紙

#読書記録

ピーター・スワンソン『9人はなぜ殺される』(創元推理文庫)

アガサ・クリスティ『そして誰もいなくなった』『ABC殺人事件』を思わせる作品。9人の名前のリストがその掲載者に郵送で届き、1人また1人と殺されていく。なぜこの9人? 犯人はもしかしたら、この9人の中にいるのだろうか。そして動機は?
9人とその周囲の人々、事件の捜査にあたる警察など多くの登場人物が、節ごとに入れ替わり立ち替わり現れるので、すべてを追うのは骨が折れ、読むのにはやや時間がかかった。動機も犯人の造形も予想外だったが、なかなか考えさせられるもので、読後の満足感は高かった。

16.02.2026 23:09 👍 1 🔁 0 💬 0 📌 0
塚原久美『産む自由/産まない自由 「リプロの権利」をひもとく』(集英社新書)の表紙

塚原久美『産む自由/産まない自由 「リプロの権利」をひもとく』(集英社新書)の表紙

#読書記録

塚原久美『産む自由/産まない自由 「リプロの権利」をひもとく』(集英社新書)

日本はリプロ後進国である。
とりわけ近年、少子化対策が叫ばれ、政府は、子どもを産ませる方向での施策は熱心に推進するが、避妊や安全な中絶の普及は軽視され、子育ては相変わらず家庭とりわけ母親の責任にされたままだ。根底には、リプロの権利への社会的無理解がある。

ここにきり込む論陣をはり、ここ数年、このテーマの知的牽引者となってきたのが塚原久美さんだ。渾身の本著作を読めば、きっと世の中の解像度があがる。「もっと少子化が進んでしまうのでは?」「胎児の権利は?」などの疑問にも明快な答えがある。ぜひ読んでほしい。

14.02.2026 13:46 👍 3 🔁 1 💬 1 📌 0

事務的な事情で夏に住民票を青森にちょっとだけ移してまして、わりと短期で元に戻したんですよね。
そしたら、青森にも東京にも投票できなくなるんだって。なんなのそれ意味わかんないんだけど………

05.02.2026 07:01 👍 130 🔁 34 💬 1 📌 0
三田村信行『おとうさんがいっぱい』(理論社)の表紙

三田村信行『おとうさんがいっぱい』(理論社)の表紙

#読書記録

三田村信行『おとうさんがいっぱい』(理論社)

しんぶん赤旗で、頭木弘樹さんが「トラウマ児童文学として有名」と紹介されていました。1975年刊。私自身は子ども時代には出会わず、今回初めて読んでみました。なるほど、確かにこれは、子ども時代に読んだらトラウマになりそう〜。

歩いても歩いても自分の家に着けなかったり、両親が変な生き物に変わってしまっていたり。似たような悪夢は、何度も見たことがあるような気がします。

31.01.2026 12:17 👍 2 🔁 0 💬 0 📌 0
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10歳を過ぎてから、食べても食べても太らなくなったジェイク。
元気がないわけではないので、あまり心配してはいないけれど。
できるだけ長く、健康でいてほしい。

26.01.2026 13:18 👍 2 🔁 0 💬 1 📌 0
伊与原新『月まで三キロ』(新潮社)の表紙

伊与原新『月まで三キロ』(新潮社)の表紙

#読書記録

伊与原新『月まで三キロ』(新潮社)

作者の直木賞受賞を機に読んでみようと思い、地元図書館で探して、こちらを読んでみました。2018年の単行本です。

理系の蘊蓄をうまく盛り込みながら、近親者との死別、進路への迷い、良くできるきょうだいへのコンプレックスなどなど、人生で出会うさまざまな問題を、やさしく美しく掬い上げてくれる作品ばかり。すべての短編に、心を動かされました。

それにしても、地球惑星科学の研究をかなり深くされたうえで、女性の心理描写を、なぜこんなにも深くできるのでしょう?? 作家の道を選んでくれてありがとうという感じです。

26.01.2026 13:15 👍 5 🔁 1 💬 0 📌 0
土屋うさぎ『謎の香りはパン屋から』(宝島社)の表紙。イラストは出水ぽすか。

土屋うさぎ『謎の香りはパン屋から』(宝島社)の表紙。イラストは出水ぽすか。

#読書記録

土屋うさぎ『謎の香りはパン屋から』(宝島社)

2025年このミステリーがすごい!大賞受賞作。米澤穂信の氷菓シリーズみたいな雰囲気で、大学生がバイト先のパン屋で出会う、日常生活のなかでの謎を、漫画家志望ならではの観察眼を生かして解いていく。いわゆる、人が死なないミステリー。

あとがきに、選考経過が掲載されていた。こういうテイストの作品も、大賞に選ばれることって、あるんだな。

出てくるパンが美味しそう。パン屋っていいよなあ…。

21.01.2026 14:40 👍 3 🔁 0 💬 0 📌 0
藤野恵美『ギフテッド』(光文社)の表紙

藤野恵美『ギフテッド』(光文社)の表紙

#読書記録

藤野恵美『ギフテッド』(光文社)

すごく面白かった。

主人公の凛子はT大卒。模試の点数が安定しない姪っ子の中学受験に向け、凛子は家庭教師をすることになる。妹の夫は医者で、凛子をどこか敵視しており、やりにくさもあるが、莉緒の利発さに凛子もエンパワーメントされていく…。

学歴偏重の日本社会で、高学歴女性が出会いがちな周囲の反応がリアル。幸せな人生のためにと親は子を受験競争に追い立てるが、その先に本当の幸せはあるのか。第一志望に受かった落ちたは、才能や努力よりも運命や縁。そんな風に自分も思ってきたので、すごく共感した。

莉緒たちの世代が、この馬鹿げた価値観を吹き飛ばしてほしい。

12.01.2026 14:33 👍 2 🔁 0 💬 0 📌 0

こたけ正義感の『弁論』の期間限定公開、今回も面白くてためになったので、見ていない人はぜひ。
あと多摩民としては、町田は東京であり多摩である。異論は認めない。

09.01.2026 13:02 👍 3 🔁 1 💬 0 📌 0
朝井リョウ『正欲』(新潮文庫)の表紙

朝井リョウ『正欲』(新潮文庫)の表紙

#読書記録

朝井リョウ『正欲』(新潮文庫)

朝井リョウは、出る作品は全部読んでおこうと私が思う作家の一人。この『正欲』も、実に面白かった。
数え切れないバリエーションを持つ、人間の性欲。他者を傷つけない限り許容されるべきとは思うけれども、現実社会への滲出は紙一重ではある。
複数の登場人物の視点が、入れ代わり立ちかわり示されれ、そのつなぎ目が巧み。小説の技巧の面白さもある上に、読む人は、出てくる誰かしらに、感情移入せずにいられないのではないかと思う。
文庫版巻末の東畑開人氏の解説も秀逸。

09.01.2026 13:10 👍 1 🔁 0 💬 0 📌 0
古舘佑太郎『カトマンズに飛ばされて たびぎらいな僕のアジア10カ国激闘日記』(幻冬舎)の表紙

古舘佑太郎『カトマンズに飛ばされて たびぎらいな僕のアジア10カ国激闘日記』(幻冬舎)の表紙

#読書記録

古舘佑太郎『カトマンズに飛ばされて 旅嫌いな僕のアジア10カ国激闘日記』(幻冬舎)

12/9付しんぶん赤旗の学術文化欄で、頭木弘樹さんがこの本を激賞しており、迷わず購入&読了。期待通りの面白さでした。

私はちょうど1年前、ベトナム・ハノイとカンボジア・シェムリアップのツアーに参加したのだけれど、バックパッカーとしてではなかったので、いやもう、よくぞ…と尊敬です。

古舘さんは、ドラマ『良いこと悪いこと』でも、大変重要な役を演じておられました。ますますのご活躍を願っています!

30.12.2025 12:12 👍 0 🔁 0 💬 0 📌 0
マルク・ラーベ『17の鍵』(創元推理文庫)の表紙

マルク・ラーベ『17の鍵』(創元推理文庫)の表紙

#読書記録

マルク・ラーベ『17の鍵』(創元推理文庫)

ドイツミステリーを読むのは初めて。独特の暗い雰囲気があるね。
主人公の刑事トムがベルリン大聖堂で起きた凄惨な殺人事件の犯人を追う現在(2017年)と、トムが14歳の少年だった時代(1998年)に友人たちと遊んでいて他殺死体を見つけてしまい、その後、その死体も消え去り、その死体についていた17の番号のついた鍵を手にした10歳の妹が行方不明になった顛末とが、時間空間を行きつ戻りつしながら語られる。
登場人物も、謎も多く、壁崩壊前後のドイツの歴史も絡んで重厚な読み応え。秋の夜長の読書向きかな。

29.12.2025 00:22 👍 0 🔁 0 💬 0 📌 0
呉勝浩『爆弾2 法廷占拠』(講談社)の表紙

呉勝浩『爆弾2 法廷占拠』(講談社)の表紙

#読書記録

呉勝浩『爆弾2 法廷占拠』(講談社)

2025年の私のミステリー読書の一つの収穫は、『爆弾』『爆弾2』を読め、映画も観に行けたことだな〜。

先をグイグイ読ませるストーリー展開、容疑者スズキタゴサクと、変人系刑事・類家との対決そのものはもちろんなんだけど、類家をどう扱うかに悩む組織人側の心理描写がやっぱり面白い。

今回の作品にも、現実の様々な事件や社会事象がモチーフとして取り込まれていて読ませるし、まず不可能と思われる法廷占拠が、これなら確かに実現するかも…と思わせる説得力がある。第1作で高めた期待を見事に上回ってきている。拍手です。

29.12.2025 00:10 👍 0 🔁 0 💬 0 📌 0
宮島未奈『成瀬は信じた道をいく』(新潮社)の表紙

宮島未奈『成瀬は信じた道をいく』(新潮社)の表紙

#読書記録

宮島未奈『成瀬は信じた道をいく』(新潮社)

一風変わった天才肌の成瀬を、たまたま彼女とかかわりあうことになる登場人物の視点から描く。京大受験&合格、バイト先の万引き事件解決、観光大使への就任、紅白出場……。辞書には不可能の文字がなさそうな成瀬に、周囲は呆れたり驚嘆したりハラハラしたりしつつ、裏表のない成瀬と接するうちに、抱えていた鬱屈や悩みが解消していく様が心地よい。そして、他人にあまり関心がないように見えるのに、たまに成瀬が見せる人間味がなんとも絶妙。

面白かったです!

28.12.2025 13:12 👍 2 🔁 0 💬 0 📌 0
水沢秋生『君が眠りにつくまえに』(新潮社)

水沢秋生『君が眠りにつくまえに』(新潮社)

#読書記録
水沢秋生『君が眠りにつくまえに』(新潮社)

たまたまあるコンビニに居合わせた3人の男女。それぞれに重い背景を持ち、生きる積極的意味を見いだせずにいる。
互いに知り合いではなく、作品中もコンビニに居合わせる以上のことは起こらない。が、3人のある3日間の出来事を追う中で、それぞれの人生が少しずつ重なっていることが見えてくる。ここが本作の読みどころであり、魅力。

3人のことも、3人をとりまく人々の人生も非常に深く描かれ、没入感を持って読めた。生きるのは大変だけれど、生きる意味のない人はいないし、生きていこうよね、という温かいメッセージを感じられた。

14.12.2025 05:59 👍 0 🔁 1 💬 0 📌 0
坂本則子『わが子が不登校という問い 母として教師として』(新日本出版社)の表紙

坂本則子『わが子が不登校という問い 母として教師として』(新日本出版社)の表紙

#読書記録
#不登校

坂本則子『わが子が不登校という問い 母として教師として』(新日本出版社)

中学教員として、荒れる生徒たちとガチで向き合う熱血教師だった著者。その二人の子ども(姉、弟)が立て続けに不登校に。
その事態を心底から受け入れるまでには、自分自身が身に纏ってきた良い子、良い母、良い教師の鎧をすべて脱ぎ捨てなければならなかった。でも、それがいかに尊い、得難い学びであったかが、臨場感を持って描かれる。

私もわが子の不登校を経験しているので覚えがある感覚ばかりでした。特に弟くんはうちの子とタイプがソックリで、分かる分かる…。いま悩んでる方、ぜひ読んでみてほしいです。

23.10.2025 23:01 👍 1 🔁 0 💬 0 📌 0
ディーリア・オーエンズ『ザリガニの鳴くところ』早川書房 表紙

ディーリア・オーエンズ『ザリガニの鳴くところ』早川書房 表紙

#読書記録
ディーリア・オーエンズ『ザリガニの鳴くところ』(早川書房)

2020年の大ヒット作。ふとタイトルを思い出し図書館で探したら、待たずに借りられた。どんな話かも知らずに読んだけれど、素晴らしい小説だった。

アメリカの湿地帯に住む貧しい白人一家。父の暴力から逃れて母や兄姉が次々失踪し、6歳の末娘カイアが残される。親切の手を差し伸べるのはほんの幾人か。学校にも行かず何とか生き延びたカイアが、文字を覚え、美しく成長して恋をし、傷つき…。
子を捨てる母の思いを知りたいと湿地生物の生態を学ぶカイア。残酷な自然の摂理が、彼女を慰め、導いていくさまが悲しく、また味わい深い。

20.10.2025 14:10 👍 11 🔁 2 💬 0 📌 0
カズオ・イシグロ『遠い山なみの光』(ハヤカワ文庫)の書影

カズオ・イシグロ『遠い山なみの光』(ハヤカワ文庫)の書影

#読書記録

カズオ・イシグロ『遠い山なみの光』(ハヤカワ文庫)

石川慶監督の映画を見て、謎めいた、かつ人間を深く洞察させる物語の展開に感銘を受け、これまで若干苦手意識があったカズオ・イシグロの原作を読了。

映画を見ていたことに助けられて、スイスイ読み通すことができたんだけど、いや、ビックリしたなあ。この原作から、あの映画を生み出したとは。石川監督のセンスに感動!

映画も、原作も、オススメです。原作がまだの方は、映画から入ると、本当に楽しめると思います。

12.10.2025 10:53 👍 2 🔁 0 💬 0 📌 0
村山由佳『PRIZE』(文藝春秋)

村山由佳『PRIZE』(文藝春秋)

#読書記録

村山由佳『PRIZE』(文藝春秋)

超売れっ子作家の天羽カイン。本屋大賞などはとりまくっているが、直木賞があと一歩でいつもとれない。一体何がダメなのか??天羽の熱烈なファンでもある編集者の緒沢千紘とタッグを組み、のたうちながら挑んでいく。

村山由佳作品はいつもだが、女性の心理描写、作家や編集者の業の深さの言語化が容赦ない。
カインの周囲への暴言暴力についての本人の自覚には「なるほどそういう心理か」と腑に落ちたし、カインの性暴力被害者への偏見を、千紘が自らの被害体験を明かし諌める場面は重要だと思った。

千紘がだんだん自信をつけていくが、結末がまた…😢 本好き女性必読の作品。

30.09.2025 00:40 👍 1 🔁 0 💬 0 📌 0