さらに、本研究で配列決定に用いた個体については証拠標本を作製し、研究機関に収蔵しています。そのため、将来的な分類学的な改訂が行われたとしても、分類学的な再検討が可能となっています。
最後に、本研究は著名な水生昆虫研究者の皆様との共同研究で実施することができました(共著者欄がすごいことになっています)。サンプリングからシーケンス、データ整理、論文執筆までなかなか大変な道のりでしたが、皆様と一緒に出版までこぎつけられたことに厚く御礼申し上げます。
さらに、本研究で配列決定に用いた個体については証拠標本を作製し、研究機関に収蔵しています。そのため、将来的な分類学的な改訂が行われたとしても、分類学的な再検討が可能となっています。
最後に、本研究は著名な水生昆虫研究者の皆様との共同研究で実施することができました(共著者欄がすごいことになっています)。サンプリングからシーケンス、データ整理、論文執筆までなかなか大変な道のりでしたが、皆様と一緒に出版までこぎつけられたことに厚く御礼申し上げます。
日本において、水生甲虫や水生カメムシはこれまであまり参照配列の登録が進んでおらず、またどの種で参照配列が決定されているかが不透明でした。また、COIと比べてよりPCRが成功しやすい16S rRNAを用いています。本研究成果は、環境DNAメタバーコーディングなどに有用な参照DNA配列となります。
各種の配列は論文のSupplementary material 6よりダウンロード可能となっております。
doi.org/10.3897/zook...
(論文出版)環境DNA分析などに利用可能な、日本産水生甲虫及び水生カメムシの16S rRNA領域の参照DNA配列を整備しました。日本産水生甲虫では種・亜種レベルで35.5%、属レベルで72.2%、日本産水生カメムシでは種・亜種レベルで45.3%、属レベルで70.2%をカバーしています。
doi.org/10.3897/zook...
6月12日(木)夕方18:30からオンラインセミナー「農地の生態系を公園緑地で守るには」をこっそり開催します.参加費は無料ですが,申し込みが要ります.公園の価値を高めたい管理者の方,農地生態系が気になる方はぜひ!
案内&申し込みはこちらから↓↓
www.awaji.ac.jp/gs-ldh/onlin...
放牧地では営巣場所がハナバチ群集に影響を及ぼす。 Collins et al. 2025 (英語論文) besjournals.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/... 締まりが弱い砂質土壌において地中営巣性ハナバチの多様性が高まったようです。
トラップや保存液の違いによる昆虫のDNAの品質。Stočes et al. 2025 (英語論文、OA)
onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/... マレーゼトラップなどに用いる保存液の違いによるDNAの品質評価をしています。やはりプロピレングリコールをできるだけ高濃度に保ち、抽出時に洗浄するのがよさそうです。
中国からのガロアムシ目の新属新種Grylloprimevala jilinaの記載。Zhou et al. 2023 (英語論文、OA) onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/... 北海道のArctigalloisiana属の記載の直後に出てたんですね。
(個人的感想)この写真、本当に成虫…?成虫にしてはやけに小さいし交尾器の記載もないのが不思議です。分子系統樹もこの個体以外に中国や韓国の既知種が含まれていないですし、、、ううーーーん。
捕獲の難しい鳥をどうやって数えるか?絶滅危惧種の個体数を推定するための非侵襲的モニタリング手法の比較。Sanz-Pérez et al. 2025 (英語論文、OA) link.springer.com/article/10.1... この論文では、遺伝的標識再捕獲法についてその有効性を検証しています。
都市公園における樹木害虫アオナガタマムシの防除に対する公園利用者の意向調査。Green et al. 2025 (英語論文、OA) conbio.onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.... 寄生バチを用いた生物的防除と殺虫剤を用いた化学的防除についてアンケートをしたところ、生物的防除を支持する公園利用者の声が多かったようです。
島嶼部における外来種のネズミの、モニタリングのための環境DNA。Steibl et al. 2025(英語論文、OA) conbio.onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10....
島嶼部の水域(海岸、池沼や水たまりなど)の環境DNAによる分析により、95% 以上の確率で外来種ネズミの存在を確認できたとのことです。
世界規模での、作物の収穫量と送粉者の個体数の関係性。Vezzani et al. 2025(英語論文、OA) besjournals.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/... データベースを用いて24品種の作物を調べた結果、21品種において、送粉者の個体数が多いほど収穫量が増加していたようです。
花の多様性は、様々な気候帯においてミツバチの冬季のコロニー生存率を高める。Mainardi et al. 2025(英語論文、OA)
besjournals.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/...
ヨーロッパ全域を対象にした研究です。春と秋における花粉の多様性は、冬季の生存率を左右する主な要因となるようです。
都市部の池における景観レベルでの連続性と動物の空間遺伝構造。Yildirim et al. 2025 (英語論文, OA) link.springer.com/article/10.1...
スウェーデンの都市部において、4つの分類群 (ミズムシ(甲殻類)、ヒラマキガイ、カエル、コガシラミズムシ(甲虫))を対象にした研究です。
種子を用いた植生回復における、知識と実践のギャップに対処するための実践者向けツール。Young et al. 2025 (英語論文,OA) onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10....
Table 1 に、アメリカ西部で実施する際に有用なツールがまとめされています(もちろんアメリカ西部以外でも使用できそうなツールも多数)。
夜間照明に集まるチョウ類。Deitsch et al. 2025 (英語論文、OA) resjournals.onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.... アメリカとカナダのiNaturalistのデータを用いた研究です。昼行性のチョウ6科74属107種で合計384件の観察記録があったようです。
Natural History Collections and Museomics という査読付き学術雑誌がPensoft社から出版されてるんですね。掲載されている論文を見ると、今のところはmuseomicsというよりはむしろ標本に関わる自然史研究が多いようです。 nhcm.pensoft.net
政府主導の保全計画におけるゲノミクス研究のコストとベネフィット。Doyle et al. 2025 (英語論文、OA) doi.org/10.1093/aob/... オーストラリアのニューサウスウェールズ政府による保全プログラムでは、保全ゲノミクス研究の費用は対象種の保全予算全体の10%未満のようです。移植または生息域外保全のための採集の際に遺伝情報を利用するいう回答が多かったようです。しかし、保全ゲノミクス研究が実施されたのは全対象種のうち1/4程度で、また遺伝情報に関する知識の共有も今後の課題とのことでした。
保全的導入における遺伝情報のモニタリングの現状。McLennan et al. 2025 (英語論文、OA) doi.org/10.1111/csp2... 167件の保全的導入について、遺伝情報のモニタリングがされたのは10件のみだったようです。本研究ではさらに遺伝情報のモニタリングの重要性について議論しています。
現在と過去の植生を目標とした、低地の草原再生。Dellicour et al. 2023 (英語論文、OA) www.frontiersin.org/journals/eco... 草刈り、種まき、藁まきそれぞれで、草原再生効果を検証しています。いずれも効果があるものの、過去の植生に戻すのは困難であり、現実的な目標設定が必要とのことです。
Bumblebee Conservation Trustという団体がイギリスにはあるのですね。マルハナバチについての紹介だけでなく、マルハナバチに優しい庭づくりの方法をウェブサイトで紹介していたり、寄付の募集などもしています。 www.bumblebeeconservation.org
研究-実務間ギャップ: 自然環境政策が必要とする科学的情報・知見とは? 大澤 2017 (日本語論文、OA) doi.org/10.18960/hoz... やや古い論文ですが、保全生態学に興味をお持ちの方にとっては重要なことが記載されています。
交通量の多い道路わきの草地では、マルハナバチは採餌を避ける。Blomqvist et al. 2025 (英語論文, OA) www.sciencedirect.com/science/arti... 交道路わきのマルハナバチの死亡率は交通量とは無関係な一方で、採餌を避ける傾向があったようです。
ありがとうございました!大学博物館や公立の博物館の現状の共有、私もとても勉強になりました。
とてもとてもお世話になりました!感想戦とかゆっくりしたかったんだけど、すぐに帰ることになっちゃってすいません、、、
ありがとうございます、私は相変わらずのミュゼオミクスでしたが、ほかの皆様のお話は私もとても勉強になりました。鈴木さんも無事に帰路の目途がついたようで何よりです、お疲れ様でした。
よこがわさんはじめご参加くださいました皆様、大変お騒がせいたしました…
#ESJ72
2024 Ecological Research Paper Award🏆(25th, from Vol39)
Congrats👏🐮🌼🦋
Naoyuki Nakahama @naoyukinkhm.bsky.social et al
Utilization of abandoned land as cattle grazing restores butterfly and flowering plant diversities in Japan
doi.org/10.1111/1440...
#OpenAccess #ERPaperAward
We were honored to celebrate with our Awardees at the ceremony. Congratulations to all!👏
From left to right: Hiroshi Tomimatsu (EiC of Ecological Research @hrstm.bsky.social ), Kohmei Kadowaki, Naoyuki Nakahama @naoyukinkhm.bsky.social, Samuel R. P.-J. Ross
#ESJ72 #ERPaperAward
野生動物の密輸を検出するツールとしての環境DNA。LeClair et al. 2025 (英語論文) www.sciencedirect.com/science/arti... 野生動物の密輸の際には様々な容器が使用されます。それらの容器に付着した環境DNAから、分子同定が可能であることを実証しています (カメでは少なくとも半年間環境DNAを検出可能)
日本で飼育されているコツメカワウソの地理的起源を遺伝解析から探る。Fujihara et al. 2025 (英語論文、OA) conbio.onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.... ミトコンドリアの解析により、日本で飼育されているコツメカワウソの取引ルートを推定しています。